中央自動車道 H高架橋耐震補強工事
土木・橋梁 / 高速道路・鉄道
本工事は、供用中の高速道路高架橋において実施された、厳しい条件下での耐震補強工事でした。着工前には、現地調査を丁寧に行い、既設躯体の状態や支障物の有無、施工ヤードや動線を綿密に確認。特に仕上がりや耐久性を左右する下地処理に関しては、不陸調整や脆弱部の処理方法を施工計画段階から入念に検討しました。施工は、下地処理、不陸調整、プライマー塗布、アラミド繊維シート貼付け、仕上げ、表面保護といった各工程で構成され、アラミド繊維シートは1方向貼りを基本としています。作業中は、含浸樹脂の配合比や可使時間、気温・湿度などを厳格に管理し、脱泡作業を重点的に実施することで、浮きや膨れのない高品質な施工を実現しました。安全面においても、高所や交通影響下での作業が多かったため、作業前のKY活動、不要資材の持ち込み禁止、保護具の確実な着用などを徹底。これらの取り組みが評価され、2度の安全表彰を受賞しました。天候や工程調整に苦労しながらも、品質と安全の両立にこだわり、無事故で工事を完了できたことは、大きな成果となりました。